雨にも強い断熱材を選択しておく

2011.09.30

充填断熱はいくらがんばっても熱橋はなくならない欠陥工法なのです。そしてもっと情けないことに、柱や梁とグラスウールの間にも、実際上の隙間がどうしてもできてしまいます。この隙間に、結露が発生して、木材を腐らせる例は枚挙にいとまがありません。隙間は、結露を発生させる危険性の極めて高い場所となります。その結露水は、グラスウールの繊維の中に浸入していき、グラスウールをぬれ雑巾と同じ状態にしてしまいます。同様に、施工中の雨や空気中の水蒸気、木材の水分、塗り壁の水分、入居後の生活の水蒸気とグラスウールを襲う水蒸気はどこにでもあります。ここから二番目の条件が生まれます。「断熱材そのものは、湿気を吸わないものにする」です。雨が多く、湿度の高い日本です。北ヨーロッパや北米とは異なる気候風土なのです。施工中に雨にぬれても心配のない断熱材が必要とされます。吸放湿性の高い材料、例えば木材や土などは日本の湿気を調整してきた、従って、断熱材も吸放湿性があった方がいいとの論議もありますが、実際上は危険と背中合わせです。いったん断熱材に入り込んだ水蒸気は簡単には抜けません。布団の綿がぬれると、乾かすのは本当に大変なことです。まして、壁の中や天井の上、床の下など日光の当たらない所で、ぬれてしまった綿状のグラスウールなどが簡単に乾くわけがありません。最初から、雨にも強い断熱材を選択しておく方が、はるかに安心で安全なことです。

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