階高の適正な高さとは

2011.12.19

では、二重床ではなく、直床にすると何故工事費が安くあがるのか。その解説に戻りましょう。例えば10階建てのマンションで階高を15センチ低く致しますと、建物の高さは1・5メートル低くなります。となると、建物全体の柱全部の長さも1・5メートル短くなります。次に外壁は1・5メートル×外周長さ=面積分か少なくなります。これだけで鉄筋量やコンクリート量がかなり減ります。同時に外部の仕上げ面積が減りますから、ひいては、タイル工事費や吹きつけ仕上げ工事費も安く済むのです。

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外まわりだけでなく、住戸内にもダウンサイジング効果は如実にあらわれます。戸境壁(隣の住戸との間にある壁)の面積も小さくなることで、断熱ウレタン吹きつけの面積も縮小するほか、住戸内の居室間の間仕切り壁の高さも低くなり、ボード面積は小さくなります。すべてを合計しますと、仮に同じ天井高だったとしても、直床にして各階の階高を下げるだけでかなり工事費を圧縮できます。このように階高を下げることは、売主にとっては手っ取り早く工事費を削減できますが、しかし、購入者にとっては何のメリットもありません。階高が適正でないと玄関扉や洋室の窓の上端の高さが低くなってしまいます。適正な階高を確保していないマンションは、玄関扉の高さを計測するとすぐにわかります。





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