2005年に、マンションデベロッパーのヒューザーの構造計算偽装事件が発覚しました。いわゆる姉歯事件はまだ記憶に新しいと思いますが、当時この審査をしたのが民間の確認審査機関であるイーホームズ(すでに存在していません)という会社でした。この会社は審査が早いということで建設会社・設計事務所・ハウスメーカーなどから人気(?)がありましたが、結局、構造計算の偽装を見抜くことができなかったのです。この事件をき
構造計算偽装を見抜くダブルチェック... の続きを読む
住まい手が断熱・気密工法や設備の選択に迷ったり、一生懸命勉強しなければならないという状況は、住まいづくりの第一歩といえばそれもけっこうですが、本質的にどこかおかしいと思います。空間とか、使いがってに、住まい手がイメージを膨らませることをも阻んでいるような気がしてなりません。住まい手である私たちは、住宅をどう選択していけばいいのでしょう。寒冷地でも温暖地でも、望まれる住宅の姿に変わりはありません。快
勉強しないでも快適・健康的な住宅に住みたい... の続きを読む
「家の作りやうは夏を旨とすべし」こういったのは『徒然草』の吉田兼好でした。この言菜どおり、これまで日本における住宅は、高温多湿の夏を快適に過ごせるようにと、夏向きの建築様式が基本となってきました。いわば外に「開く」かたちの住宅だったのです。「開く」ことを基本とした住宅では、風の通りを優先するため、住宅全体どころか部屋という小さな単位でさえ暖めることはできません。暖をとる囲炉裏や火鉢のように直火を焚
昔から部屋全体を暖めることを基本に... の続きを読む
水が浸透しているためにおこる現象である。白色の溶出物の多くはコンクリート中の石灰分か流れ出して生じた炭酸石灰であって、エフロレセンスとよばれている。この現象は、ひびわれが部材断面を貫通しているか、部材内部をつうじて水がまわってきていることを物語っている。後者の場合、どこから水がまわってくるかをチェックする必要がある。要注意なのは、茶褐色の溶出物であって、内部の鉄筋が腐食しはじめているシグナルである
水が浸透しているためにおこる現象... の続きを読む
工事中のチェックポイントをスムーズに読み進めていただくために、まずは基本的な用語を簡単に説明しておきましょう。●木造軸組工法〔日本に昔からある工法のことを最近ではこう呼ぶことがあります。柱と梁、筋違(すじかい)など「木の軸」で建物を支える工法で、「木造在来工法」という別名も〕●ツーバイフォー工法〔北米から来た工法です。2×4インチの枠材に構造用合板を釘で打ちつけてつくられる「面」で床・壁・天井を構
工事のシロートから足を洗おう... の続きを読む
「昔、家はどんな材料で、どんな風につくられていたか、想像してみてください。日本では縄文時代の頃から、地面に穴を掘って柱を立てていたといわれます。その後もずっと、木の柱や梁を組み合わせて、家をつくってきたことはご存知だと思います。日本以外でも、東南アジアなど湿度が高く、蒸し暑いところは同じように、木を組んで家をつくっているようですね。」一方、地中海沿岸や中近東の砂漠地帯などでは、石やレンガを積んで家
構造・工法も、軸組構造か壁構造かで分類... の続きを読む
日本の住宅の寿命が他の先進国とくらべて短いのは、建物の物理的な耐久性能に問題があることがその最大の要因です。あとで詳しくふれますが、日本の気候の特徴である夏の高温多湿は、ものを腐りやすくさせます。食べ物を腐らせて食中毒を起こさせるだけでなく、家を作っている木材や金属も腐食されやすいのです。そのために、欧米にくらべて建物の耐久性が劣るということは当然出てきます。しかしこれは、木造だから耐久性が劣ると
建物の物理的な耐久性能に問題がある... の続きを読む
予測とは、過去に起きた事象の因果関係や相関関係の根拠を、論理的に突き詰めて考察していくことです。そこに法則性を見つけ、それを未来へ応用することです。さて、街の傾向を探りマーケティングを行うときには、仮説を検証するために統計手法を使います。仮説が正しいか否かを、現象の因果関係に明確な傾向が現れるか否かによって、検証するためです。また、その傾向が現れるまでのマクロ的な社会現象を知ることも必要です。たと
街の傾向を探りマーケティングを行う... の続きを読む
住宅ローンには公的なローンと民間のローンがあります。いずれのローンにも借りられる金額などにそれぞれ条件があります。主な住宅ローンには、(1)「住宅金融公庫(公庫)」、(2)「財形住宅融資(財形)」の公的ローンのほかに、(3)「民間ローン(銀行・生保など)」があります。ほかに、各都道府県などが扱う「自治体融資」や、勤務先からの「社内融資」などもあります。「公庫」は真っ先に検討すべきローンですが、公庫
組み方の基本は「融資額」「金利」「返済方法」「返済... の続きを読む
充填断熱はいくらがんばっても熱橋はなくならない欠陥工法なのです。そしてもっと情けないことに、柱や梁とグラスウールの間にも、実際上の隙間がどうしてもできてしまいます。この隙間に、結露が発生して、木材を腐らせる例は枚挙にいとまがありません。隙間は、結露を発生させる危険性の極めて高い場所となります。その結露水は、グラスウールの繊維の中に浸入していき、グラスウールをぬれ雑巾と同じ状態にしてしまいます。同様
雨にも強い断熱材を選択しておく... の続きを読む